ほうれん草の洗い方、ゆで方・あく抜き・ゆで時間
ホウレンソウ(ほうれん草・法蓮草・菠薐草、Spinach)
葉が薄くギザギザの切り込みが多く根元が赤い東洋種と、葉が厚く丸みを帯びている西洋種の2種類があります。
東洋種と西洋種の特徴を生かした交配種も出回っています。
最近は、肉厚で甘い「ちぢみほうれん草」やアクの少ない生食用「サラダほうれん草」も出回っています。
おひたし、あえもの、鍋物、炒め物などに。
ほうれん草の旬
ほうれん草の旬は11~1月の冬野菜です。
ほうれん草の下ごしらえ
ほうれん草の根元には小さな土や砂などがついているので、ボウル等の中に溜めた水の中でふり洗いをしたあと、流水で丁寧に洗います。
ほうれん草は茎と葉を切り離さずにゆでます。
湯であがったらすぐに水に浸すので、ボウルに水をはっておきます。
順を追って説明します。
ほうれん草のゆで方(アク抜き)
- 大きめの鍋に、たっぷりの湯を沸騰させ、色よく仕上げるために塩少々をいれます。
- 沸騰している状態で、ほうれん草の根元~茎の部分を湯に入れ、6~7秒ほどおき、茎がしんなりしてきたら葉もゆでます。
- 再び沸騰したら、手早く裏返します。
茎がしんなりしたらゆで上がりです。
ゆで過ぎたらベタベタになるので、ゆで上がったら素早く冷水をはったボウルにほうれん草を入れ、冷たくなるまで数回水を替えてさらします。
水にさらして一気に冷やすと、アクが取れ色鮮やかに仕上がります。 - 冷水にさらしながら根元の部分を揃えて束ねます。
長く水につけていると、味が落ち、栄養もなくなるので手早く仕上げます。 - 束にまとめたまま水から引き上げ、根元を上にして、上から下へ徐々に手を移動させながら水気を絞ります。
絞るときは、雑巾絞りのようにヒネるのではなく、ギュッと軽くしっかりと握るように絞っていきます。
- 根元を切り落とし、食べやすい大きさに切り揃えます。
ゆでてアク抜きしたほうれん草を煮物に使うときは、ゆで時間を短めにして、煮物の火を止める直前に鍋に入れます。
茹で上がる感覚は、もう慣れ!です。
料理によっては硬めに茹でたり・・・、と茹で時間を調整してください。
おひたしにするなら・・・・
ボウルに、出し汁、しょうゆ(各大さじ1)砂糖(小さじ1/2)をまぜ、ほうれん草を入れ、手早く箸で混ぜて味をなじませます。
器にかたち良く盛り付けて、削り節少々をのせます。
新鮮なほうれん草の見分け方
葉の緑にツヤがあって葉先がピンとしたもので、根元の赤みが濃いものが新鮮です。
葉が黄色くなっているものや、萎びているものは新鮮ではありません。
茎が太すぎるものは育ち過ぎで、葉が硬く、アクが強いことがあります。