里芋の下ごしらえとヌメリの取り方、手のかゆみ対策
里芋(里いも、サトイモ)
里芋は親芋のまわりに子芋、孫芋と続いて育つため、豊作や子孫繁栄の縁起ものとしてお正月料理にも使われます。
里芋を扱っていると、手がかゆくなることがあります。
里芋は手に塩をつけてから扱うと手が痒くなるのを防ぐことができます。
里芋は煮物が美味しいですが、煮る時は吹きこぼれに注意!です。
煮物、ぶた汁、おでん、
里芋の旬
里芋の旬は、9月~1月。
秋~冬野菜です。
身がかたく締まっているもの、皮の縞模様が等間隔のものがオススメで、泥付きのものが長持ちします。
里芋の種類には、子芋を食べる土垂(どだれ)を中心に、親芋と小芋がひとかたまりの八つ頭(やつがしら)や、セレベス、えびいもなどがあります。
里芋の下ごしらえ
泥付きのものは、流水で泥をこすり落として洗って、ザルにあげて乾かしてから皮をむくと、手が痒かゆくなりにくいです。
アクが少ないものなら、よく洗って皮ごとゆでてから皮をむく方が水っぽさが少なく、美味しくなります。
里芋のぬめり
里芋のぬめりには栄養成分が含まれているので、あまり取り除かないようにします。
里芋のぬめりの取り方
その1)
ボウルに皮をむいた里いもと塩を入れ、手にポリ袋をかぶせて里いもをもみます。
ぬめりが出たら水洗いします。
その2)
下ゆでをしてぬめりを取ります。
皮をむいた里芋をひたひたの水で強火にかけて、ブクブクと泡が立つまで煮立てます。
ザルにあげ、流水でぬめりを洗い落とします。
その3)
下ゆでの時、米のとぎ汁ゆでるとアクも取れます。
里芋を入れた鍋に米のとぎ汁を入れて沸騰させます。
沸騰した状態で5分ゆで、水にさらして米ぬかの臭いを取ります。
ぬめりを取ったあと、料理に合わせて切ります。
里芋で手がかゆいときは?
里芋を扱っていると、手がかゆくなることがありませんか?
そんなときは、
- 指の間に塩をつける。
又は、 - 手を酢水につける。
・・・でかゆみを撃退してください。
里芋の保存法
乾燥と低温に弱いため、冷蔵庫には入れずに新聞紙などでくるんで、風通しの良い冷暗所で保存してください。