ぎんなん(銀杏)の殻の割り方と薄皮のむき方、炒り方
ぎんなん(銀杏)はイチョウ(銀杏)の実です。
独特の匂い(臭い?)があるぎんなん(銀杏・ギンナン)ですが、殻付を買うと、殻割りと薄皮取りがちょっと面倒ですが、水煮や缶詰よりも香りも歯ごたえもよいので、生のギンナンが出回っているときは、ちょっと手間をかけてみませんか?
炒ってそのまま食べたり、茶碗蒸しの具や炊き込みご飯に。
目次
銀杏の旬
銀杏の旬は10月~11月、秋です。
薄茶色の柔らかい皮の中に硬い殻つき銀杏が入っているのですが、この柔らかい皮を取るときは、ゴム手袋をしてください。
絶対に素手で触らないようにしましょう。
手に臭いが付いて取れませんし、手が荒れて大変なことになります。
水を流しながらヤワ皮を洗い流すように取ります。
銀杏拾いをするとき(公園などの銀杏(いちょう)に時々実がなるものがあります)も同様で、素手で触らないようにして、袋は紙袋ではなく、ビニールなど臭いがモレないものに入れてください。
銀杏の選び方
銀杏(ぎんなん)は色が白く表面が滑らかで艶があり、大きい物が良いです。
身を振ってコロコロ音がするようなものは中が干からびている可能性があるので避けます。
中の実は青い(翠色)ほうが新しく、日が経つにつれ黄色くなっていきます。
銀杏の殻割りと皮取り
専用の銀杏割機があると便利ですがキッチンバサミにも「殻取り」がついています。
キッチンバサミを持っていない場合はペンチで割ります。
ペンチでの殻割りは、チカラ加減が大切です。
ペンチのくぼみにギンナンの側面の尖がりのラインをはさんでジワーっと力を入れて割ります。
力を入れすぎて潰さないようにします。
ペンチの代わりに、トンカチなどで割る場合は、平面を叩くとつぶれてしまうので、角をたたいてヒビを入れて剥くのがコツです。
小さなギンナンを割るときに、自分の手を叩かないように気をつけてくださいね。
かなり痛いです・・・
薄皮は、実にへばり付いていてなかなか取りづらいです。
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銀杏の薄皮の取り方
銀杏は殻を取ったあと、さらに茶色の薄皮をむかないと口あたりが悪いです。
穴あきお玉で薄皮を取る
殻を取った後は、鍋にギンナンとギンナンがかぶるくらいの熱湯をを入れ、穴開きお玉の底でギンナンをこするようにすると、穴開きお玉の穴に薄皮がひっかかってきれいにむけます。
そのまま茹で上げても、軽く炒ってそのまま食べていいですし、筑前煮や、茶碗蒸し、吸い物などにどうぞ!
フライパンで炒りながら薄皮を取る
殻を取った後、フライパンにひと並べに入れて弱火で、コロコロ転がしながら温まってきたら、ぬらした布巾を丸めて、上からぎんなんを押し付けるよう混ぜながら炒ります。
皮もきれいに取れ、色よく炒れます。
このままじっくり炒りあげてもいいですが、沸騰した湯に塩を入れ、軽く炒りあがったぎんなんを入れて、ふたをせずに、弱火でしばらくゆでるとふっくらとしたぎんなんになります。
電子レンジで殻つき銀杏を炒る方法
殻つき銀杏(ぎんなん・ギンナン)を簡単に炒る方法です。
電子レンジを使います。
- 茶封筒などの紙袋に殻つき銀杏を入れ、紙袋の口を折り、1分ほど電子レンジにかけます。
- パチパチと銀杏がはじける音がしたらOK!
- 外皮にあれ目ができたら剥いて、さらに薄皮を剥き、少し塩をふりかけたら出来上がり!
おつまみに最高!
ですが食べすぎに注意!です。
銀杏の保存方法
殻のままの物はかなり日持ちしますので新聞などに包んで冷蔵庫に入れて保存できますが、長期間保存する場合は、殻を割り、中の実だけを塩茹でしてから小分けして冷凍保存します。
銀杏中毒に注意!
銀杏は食べ過ぎると中毒を起こしてしまいます。
食中毒と同じで、食後12時間以内に腹痛がおき、嘔吐、下痢、めまいなどの症状が出ることがあり、酷いときには倒れてしまい、呼吸困難、不整脈、意識混濁、痙攣などの症状をおこし、最悪死に至ることもあるそうです。
中毒が起こる目安は
- 大人:40個以上
- 小児:7個以上
子供は個人差があり、5歳以下は食べない方が良いとされています。
銀杏を食べないほうがいい人
- 5歳未満の子供
- 妊婦さんや授乳中の人
- 胃腸が弱い人
- 体調がすぐれないとき
食べても良い個数の目安
- 大人は20個以内まで
- 子供は年齢の数の個数以内まで
銀杏を食べて体調に異変が起きたら、すぐに病院に行きましょう。
食べすぎに気をつけて美味しく秋の味覚を楽しんでくださいね!
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