あさり貝の砂出し・砂抜きの方法とコツ
あさり・あさり貝(アサリ、浅蜊貝)
だし汁もとっても美味しいアサリ。
食べたときジャリっと砂を噛んだら残念な気分になるので、あさりを「殻ごと」調理する前には砂出しをしっかりしておきましょう。
お店で売っているあさりは砂抜き済みのものが多いようですが、自宅でもう一度砂抜きをするほうがよいです。
むき身で調理する場合は表面を水洗いするだけで良いです。
酒蒸し、ワイン蒸し、バター炒め、スパゲティ、味噌汁、吸い物、スープ、炊き込みご飯などに。
あさりの旬
あさりの旬は、3月~5月です。
あさりの砂出しのコツ
- 平らなトレーの上に網を置いて、その上に貝を置くと、履いた砂が網の下に落ちて、吐いた砂を貝が再び取り込みません。
- もともと砂の中に生息しているので、真っ暗なところの方が砂を吐きやすいです。
上から新聞紙を被せておくと昼間は遮光でき、潮干狩りなどで採った貝が勢いよく砂を吐いても周りに水が飛び散りません。 - 海水より濃い塩水だと、貝がふたを閉じてしまうので濃度に気をつけてください。
- 塩水に浸しておく時間が長すぎると、あさりが弱ります。
- 水温が低すぎると冬眠状態になり動かず砂を吐かないので、冷蔵庫には入れません。
15~20度くらいの水温が活発に動くようですが、水温が高すぎると死んで腐ってしまいます。
あさりの砂出し・砂抜き
網を置いていませんが・・・
用意する道具
- 海水程度の塩水(水1リットルに塩大さじ2杯の割合) 適量
- トレー
- トレーの中に入る低い足付きの網
- 新聞紙
- ザル
あさりの砂出し・砂抜きの方法
- 海水と同程度の塩水を用意します。
トレーに網を置き、その上にあさりを重ならないように並べ、用意した塩水をあさりがひたひたより少し下になる程度入れます。
あさりは完全に水に浸からない方がよく砂を吐き出します。 - 暗いところ(できれば真っ暗なところ)に、お店で買ったものは1時間、潮干狩りで採ったものはなら3時間以上(できれば1晩)置きます。
- 料理する1時間ほど前に水でよく洗います。
ボウルの中にアサリを入れ、殻が割れない程度にゴシゴシこすり合わせるようにして汚れをしっかり落とし、水で流す・・・を2~3回繰り返します。
このとき、殻同士がぶつかる時の音の悪い物・殻が割れている物は死んでいるのではずします。 - 洗い終わったら、ザルにあげておきます。
あさりが塩水を吐き出すので一回り大きなボウルを受け皿にしておきます。
塩水を吐き出させることで塩辛さが抜け、あさりの旨味が美味しい料理が作れます。
保存方法
水を入れずに容器やフリーザーパック等に入れ冷凍庫へ。
保存期間は1週間くらい。
調理するときは解凍せずにそのまま調理出来ます。
あさり・しじみの味噌汁や吸い物の食べ方
貝の味噌汁や吸い物は、椀の中で身をはがし、貝殻は外に出しません。
椀の中で、箸で身をつまんで食べます。
又は、椀をテーブルに置いて片手で殻を押さえながら箸で身をつまみます。
身をはずした殻は椀に戻します。
残った殻を椀の蓋などに置くのはマナー違反になります。