イカのさばき方~胴の皮、ワタ(内蔵)の取り方、ゲソの吸盤処理
イカ(烏賊、squid)
イカ(烏賊)の旬は種類や地域でそれぞれ。
新鮮なものは刺身、あえ物、塩辛に。
焼き物、煮物、揚げ物、蒸し物、パスタなど和洋中の料理に幅広く使えます。
イカの構造
漏斗(ろうと)
呼吸のため外套(胴体)の中に取り込んだ海水を漏斗から噴出させてその反動で進みます。
墨や排泄物もここから出します。
腕
普段「足」「ゲソ」と読んでいるところです。
足ではなく腕なんです。
10本の内、長い2本は触腕といいます。
眼
イカの目はギョロリとしていてとても大きく、白目と黒目がある単眼です。
イカ1杯の処理の仕方
胴だけ購入の時は3から。
- えんぺら(ひれ)を上側に置き、親指を胴に入れて、付いている部分を外し、ワタ袋(内臓の袋)を破らないように10本の腕(足・げそ)を抜きます。
- えんぺら(ひれ)を右手で持ち、胴の先端からどうに傷が入らないようにえんぺらを剥がし、皮は切らないでおきます。
- 胴先端のの皮を少しめくり下ろしてからしっかり握り込み、そのまま皮を破らないように剥きおろします。
- 腕(足・げそ)は、ワタ袋を目の下で切り離し、腕の付け根を切り開いて口を除き、吸盤を包丁の背でこそぎ落とします。
イカの外皮は、えんぺらを身から引きはがすようにして剥き、皮の裂け目をよりどころにして、そこからくるりと剥きとります。
外皮の下の薄皮は、果物が入っていたナイロンの網袋でこすると、取りやすいです。
(使い捨てにできるので、後始末の手間が省けます。)