わらびのあく抜き~「重曹又は木灰」「塩と小麦粉で短時間」
わらび(ワラビ・蕨)
わらびの根は、ヨーロッパでは民間薬の虫下しとして、インドでは下痢止めに利用されているそうです。
わらび餅は、わらびの根から採れるデンプンのわらび粉から作ります。
↑わらび餅
わらびの旬
わらびの旬は2~4月、春の野草です。
わらびのアク抜き
わらびはアクが強いので必ずアク抜きをしてから料理します。
既にアク抜きをして水煮になっているものが売られていますが、生のわらびが手に入ったときはアク抜きをしてください。
アク抜きの方法を2種類ご紹介します。
「重曹または木灰使用の昔ながらのあく抜き方法」と、「塩と小麦粉使用で短時間で出来るあく抜き方法」です。
わらびはよく洗い、根元の硬い部分は切り落としておきます。
重曹または木灰でわらびのアク抜き
- わらびをパットに並べて、重曹(または木灰)を全体がかぶるくらいに振りかけます。
- 熱湯を上からひたひたに注ぎ、落し蓋をして、そのまま一晩置きます。
- 翌日、きれいな水で洗い、アクを流します。
アク抜き完了です。
塩と小麦粉でわらびのアク抜き
- 鍋に水(1リットル)を入れ、塩(小さじ2)と小麦粉(大さじ4)を加えてよくかき混ぜます。
小麦粉は必ず「水」の中に入れてください。お湯の中に小麦粉を入れると固まってしまうので、うまくアク抜きができません。 - 1の鍋を中火にかけ沸騰したら、わらびを入れて弱火にして3分ほど茹でます。。
- 茹でたわらびを冷水に10分間浸し、ザルにあげて水気を切ります。
アク抜き完了です。
あく抜きしたわらびの保存方法
あく抜きしたわらびは、水に浸した状態で冷蔵庫へ入れ、毎日水を取り換えれば1週間ほど保存できます。
ですが、風味と食感が徐々に落ちてしまいますので冷凍保存がオススメです。
あく抜きしたわらびの水気をきって、使いやすい長さに切って小分けにしてビニール袋などに入れて冷凍します。
必要な時にすぐに使えて便利です。