こんにゃくのあく抜き・下ゆでの方法~糸こんにゃく・板こんにゃく
コンニャク(こんにゃく、蒟蒻)は、サトイモ科のこんにゃくいもから作られています。
コンニャクはカロリーが低く食物繊維が豊富で、腸の働きを活発にし、体内の老廃物を外に出す働きがあるので「お腹の砂おろし」と言われてきました。
ダイエット食品としても人気ですね。
煮物、炒め物、すき焼きや鍋物に。
こんにゃく刺身は手軽に食べれるので便利です。
「板コンニャク」「糸コンニャク」の他に、丸い形の「玉コンニャク」、キンピラ向けのちょっと太めの「キンピラこんにゃく」などがあります。
糸コンニャクは、主に関東地方では「しらたき(白滝)」、関西地方では「糸こんにゃく」と呼んでいるようです。
鍋物や煮物向けに糸コンニャクを結んだ「ひとくち結び糸コンニャク」は便利です。
コンニャクのアク抜き(アク取り)
ほとんどのコンニャクはアクを抜いてから料理します。
板コンニャクのアク抜き(アク取り)
- 板こんにゃくは塩をまぶし、手でよくもみ、水で流します。
- 料理にあった大きさに切ります。
煮物の場合は手でちぎると、弾力が出て歯ごたえが良くなりますし、味が良く染みます。 - 沸騰したお湯の中にひとつまみの塩を入れた中にコンニャクを入れ、再び沸騰して2分ほどしたら引き上げ、冷水にさらし、ザルにあげ水気を切ります。
糸コンニャクのアク抜き(アク取り)
- 糸コンニャクはザルに入れ、塩をまぶしてもみ洗いをして、水で洗い流し、程よい長さに切ります。
- 沸騰したお湯にひとつまみの塩を入れ、コンニャクを入れ、再び沸騰して2分ほどしたら引き上げ、冷水にさらし、ザルにあげ水気を切ります。
板コンも糸コンもしっかり水切りをしてから料理してください。
アクが取れ、美味しく味付けできます。
最近はアク抜き不要のコンニャクがあります。
急ぐ時は便利です。
コンニャク利用法
「板コンニャク」は、おでん、煮物、味噌汁、豚汁などに。
博多ガメ煮(筑前煮)などの煮物や豚汁に入れるときの板コンニャクは、包丁を使わずに手でちぎった方が味がよく染みておいしいです
豚汁に入れるとき、お気軽に使えるのがちょっと太目の「きんぴら用こんにゃく」。
ちょっぴり太めで、長さも短いので、そのまま下ゆでして使えて便利。
「板コンニャク」をちぎっている手間が省けます。
「板コンニャク」は、串を刺して味噌田楽にしても。
「糸コンニャク」や「しらたき」は、すき焼きなどに。
「玉こんにゃく」は、甘辛く炒め煮にしても。
生のまま薄く切って刺身として食べる「刺身こんにゃく」もおいしいです。
私は、ゆずごしょうを刺身醤油に溶いたものに付けて食べるのが好きです。