しじみの砂抜き ~身は食べるか食べないか?マナーとは?

しじみ
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しじみ・しじみ貝(シジミ、蜆貝)

味噌汁、お吸い物もとっても美味しいシジミ汁。

あさり貝に比べて小さなシジミですが、栄養はたっぷり!
100gあたりの栄養素量はあさ貝より多いんです。

肝機能の働きを助けるグリコーゲン、オルニチン(アミノ酸の一種)が豊富です。
二日酔いの回復を助けると言われています。
オルニチンはあさり貝にはほとんど含まれていません。

汁の中に残っていた砂をジャリっと噛んだら残念な気分になるので、しじみを調理する前には砂出しをしっかりしておきましょう。

味噌汁、お吸い物のほかに、スパゲティ、佃煮に。

 

しじみの旬

しじみの旬

しじみは通年各地で水揚げされ流通しているので一年中食べられますが、夏の「土用しじみ」、冬の「寒しじみ」と、1年に2度の旬があります。

  • 夏の「土用しじみ」
    7月から9月頃にかけて
    産卵期前で栄養を蓄え身がプリプリと太っており、一番美味しい時期です。
  • 冬の「寒しじみ」
    12月〜3月上旬頃
    収穫量は「土用しじみ」に比べて減りますが、しじみのエキスが豊富。
    寒い時期に栄養を蓄えていくので、味噌汁やお吸い物などのシジミ汁にするとエキスがしっかりと出て美味しいです。

 

しじみの砂出しの方法

しじみの砂出し方法

しじみは塩分濃度が低い場所に住んでいるため、海水のような塩分濃度が高いすぎる塩水では砂抜き中にしじみが弱ってしまい、最悪の場合息絶えてしまいます。

ちなみに真水だと旨みまで出てしまいもったいないので、しじみの砂抜きには1%程度塩水(1ℓの水に塩10g)で行ってください。

  1. 海水より薄い1%程度塩水(1ℓの水に塩10g=小さじ2)を用意します。
    傷んでいたり死んだしじみ(貝が開いたり、臭いなどは捨てます。
    トレーに網を置き、その上にしじみを重ならないように並べ、用意した塩水をしじみが少し出るくらいのひたひたになる程度入れます。
  2. 暗いところ(できれば真っ暗なところ)に、1~3時間置きます。
  3. しじみをボウルに移し、水でよく洗います。
    殻が割れない程度にこすり合わせるようにして汚れをしっかり落とし、水で流す・・・を2~3回繰り返します。
    このときも、死んでいるものははずします。
  4. 洗い終わったら、ザルにあげます。

洗ったらすぐに料理します。

 

しじみの保存方法

シジミの冷凍保存方法

砂抜きしたしじみが食べきれなかった時は冷凍保存します。

  1. しじみの水分をキッチンペーパー等でよく拭きしじみの表面に水分が残らないようにします。
  2. フリーザーバッグにしじみを入れ密封した状態で冷凍保存します。

料理するときは、凍ったまま使用します。

 

しじみの身は食べる?食べない?

しじの味噌汁、身は食べるか?

しじみの身は食べる派と食べない派に分かれるようです。
マナーの観点からでは、

  • お味噌汁やお吸い物に入っているしじみのは、食べても食べなくてもマナー違反にはなりません 。
  • 身を食べたあとの殻をフタに乗せることはマナー違反になります。

食べるかどうかはしじみの身の大きさで判断するのもひとつの方法です。
外食の時に、小さな身を殻から外すのがやりにい場合は食べなくてもいいと思います。

国産しじみは大きいものが多く、特に「土曜しじみ」や「寒しじみ」は栄養たっぷりなので、食べないのはもったいないです。
自宅で食べるときは是非食べてくださいね。

 

しじみ・あさりの味噌汁や吸い物の食べ方

シジミの味噌汁の身

貝の味噌汁や吸い物は、椀の中で身をはがし、貝殻は外に出しません。

椀の中で、箸で身をつまんで食べます。

又は、椀をテーブルに置いて片手で殻を押さえながら箸で身をつまみます。

身をはずした殻は椀に戻します。
残った殻を椀の蓋などに置くのはマナー違反になります。

 


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